主治医から手術の宣告を受ける

ベッドの中でうずくまること数時間。

「外来が呼んでいるので行きましょう」看護師さんが呼びに来てくれた。

夜間救急の先生から外来の先生に引き継がれて、そこで担当医が決まるらしい。

点滴が着いている点滴棒(ピンクのポチと呼んでいた)と一緒だから動きにくい。

車椅子に乗って、ピンクのポチを引っ張って外来へ。

 

診察室に入ると担当医の先生が。

「おはようございます~。どうですかぁ。^^」

どうですか?って先生!漫才コンビの<ミキ>のお兄ちゃん(昴生さん)にそっくりぢゃないですか!(* ´艸`)

我慢強い私は、痛み(笑い)をこらえて、「先生、(色々な意味で)お腹が痛いですぅ!」

虫垂炎(教科書通り)で間違いない。この画像から判断するに、いわゆる薬で散らすという方法は選択肢に入らない。

腹腔鏡下手術で問題無いだろうから、術後の回復が早ければ2.3日で退院できる。との事。

手術室が空く時間ができたらそこに入れる。

いつになるかは予定されている他の手術の状況次第なので、病室で待機するように言われた。

15時位だったと思う。

足元のカーテンが開いて、「手術しますので着替えましょう」という看護師さんの声が聞こえた。

 

あっという間に終わる

車椅子に乗って、鍵付きのエレベーターやいくつかのドアを越えて、手術室に入った。

ちょっと違う雰囲気の看護師さんや技師さんたちが居る~。

おー、テレビでよく見る風景だ~。

何度か名前を確認されて、リストバンドのバーコードが都度、ピッ、ピッと光る。

手術台に自分で乗って寝転んで、仰向けになったら遠くの方から名前を呼ぶ声がしたけど、そこからは覚えていない。

再び名前を呼ばれて、目を開けたら病室に戻っていた。

無事に終わりましたよ~。

と言われてほっとしたのもつかの間、息苦しいし、いっぱいコードがくっついていて鬱陶しい。

酸素マスクは直ぐに外してもらった。

動けない~💦

お腹がガスでパンパンに張っている。

うーーーん。

 

終わらない痛み

何をするにも、こんなに腹筋を使っているのかと改めて驚いた。

寝返りも打てない。

痰が絡むけど咳払いもできない、困った。

ベッドサイドの柵を持って何とか起き上がり、あちこにについているコードを避けながらポチと共にトイレへ。

この後、2~3時間毎にトイレへ通うという苦行が始まる。

この辺りでやっと、入院して手術したという事実を受け入れたように思う(遅っ!)

仕事もほったらかして、親にも言ってないし、とりあえずできる事をしていかねば。

ここで大問題に気付く。

携帯の充電が残っていない~!!Σ( ̄□ ̄|||)

一階にコンビニが入っているらしい。

そうだ、その時にティッシュペーパーと歯磨きセットも買おう!

何せ、財布と携帯電話しか持っていない。早い話が何もない。

ま、いっか~。何もしないでおこう♪

ずーっと寝ようv(^^♪v

 

点滴が次から次へとやって来て、尿意も追いかけて来て、眠れないじゃないーー!

ガスが体の上にも上がるようで、肩(鎖骨のあたり)や頭も圧で痛くて寝られない。

なんなんだー!

ぷぅっ♪

ガス(おなら)が出て、看護師さんから祝福の言葉が。
おめでとうございます~(^^♪

そんなんいいから、痛み止めちょーだい!

無事に回復に向かっているという体からのメッセージを受けて、少しずつ行動を開始しました。

虫垂炎を発症 その3へ続く。

虫垂炎を発症 その3

 

 

 

 

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