ソレは急にやって来た。

うーん、何かみぞおちあたりがおかしい。

胃痛かなぁ。

お腹減ってるから胃酸が出すぎ?食べたら治るかなぁ。

頑張ってお昼ご飯を食べるも収まらない。

仕方ない。太〇胃散でも飲んでみよう。

効かない。。。

急ぎで作成しないといけない書類があるのに集中できない(汗)

だめだ。帰ろう。

深夜まで空いていたス〇薬局で薬剤師さんに腹痛を訴えて、鎮痛効果のある胃腸薬を購入。

効かないぞ。。。

寝よう。寝たら治る、、ハズ。

だめだ。益々痛くなる、これはまずいかもしれない💦

 

自力で病院へ

夜間診療を受け付けてくれる自宅近くの病院をネット検索して電話する。

電話口の受付の人からあれこれ聞かれて、朦朧としながら受け答え。

診てくれることに。

「頭が回らないので、とりあえず何を持っていけばいいかだけ教えてください」

「保険証と、言いにくいですが治療費をお支払い頂かないといけないのでお金があれば大丈夫です」

「わかりました」

バッグにお財布とハンカチと保険証、携帯電話を放り込んで家を出た。

大ごとになるから、救急車は呼びたくない。

大通りに出たらタクシーが走っているかもだけど、つかまるまで待てる自信がない。

これはチャーリー(自転車)で行こう。

歩くよりコグ方がマシな気がする。

何とかなりそう、、いや何とか行く!🚴

 

夜間入口前に到着。

守衛さんに鍵を渡して、しかるべき所へチャーリーを移動してほしいと拝むように頼んで夜間入口へ!

受付でマスクをして欲しいと言われ、購入(電話では言われなかったのに、、、泣)

保険証を渡して待合室で待てと言われる。この時深夜1時だったと思う。

この待つ時間が長かった~。

痛くて座っていられないので、長椅子に寝転んで虫のように丸くなって待つ。

ようやくレントゲン、CT撮影。

医師?から、「虫垂炎です。これを見るとどの医師も判断は全員同じになりますね。手術が必要です」

はぁ!?

 

きゅうせいちゅうすいえん

お腹の上部が痛いんですけど、、、、?

「痛みが患部でなく、違うところに感じることはよくあるんですよ。間違いなく虫垂炎です。急性虫垂炎。一刻も早く手術した方がいい」とノタマウ医師。

薬で散らすとかの方法はないのか、仕事があるから一旦帰宅したいと抗うも、

「患者さんの意思を尊重しますが、一度出ると朝の外来から診察やり直しになるし、それまでに虫垂が破裂する可能性もゼロでは無いです。そのリスクをわかって頂いて、、、」

脅されてる、、?Σ(⁻□⁻;)いや、状況判断の上でのアドバイスだ。

これはプロに従うしかない。観念した。

「わかりました。手術します」

 

手術するけどぉ、先に、、、この痛みを何とかしてくれ!

「手術用の血液検査のため動脈から採血します。手首と大腿部とどちらにしますか?」

何を言ってる?

少しでも痛くない方!

「どちらも痛いです(ニヤリ としたように見えたゾ)」と冷静なコメント。

「大腿動脈の方が一回で成功する確率が高いですが後々まで痛いと言われます。手首の方が気持ち痛みはマシですが、とりにくいので失敗して何回か針を刺す可能性があります」

肘は既に点滴されているのでこの二択らしい。

「看護師さんの腕に賭けるわ!、手首で!一回でお願いします」

私は注射されるときは見るタイプなので、看護師さんと針を睨みながら採血!

おおっ!無事に一回で目指す動脈に刺さる!勢いよく(注射器内部に)流血!👍

でもね、動脈採血の痛さよりも、お腹の痛さが勝っていたのさ。

盲腸のあたりではなく、ずーっとおみぞおち辺りが何とも言えない位、重く痛かった。

 

初めての入院🔰

そこからあれやこれや手術のリスクや方法など説明を受けて、何枚かの書類にサインをする。

何を言われたのか何に何を書いたのか、殆ど記憶がない。

痛み止めを点滴に入れてくれたらしいけど、全然効かない。。。。

とりあえず空いているベッドを探して下さって、入院することになり、車いすで移動。

あのね、私は献血と健康診断くらいしか注射をしたことがなく、点滴も初めてくらい。

医師とのご縁は、歯医者か眼医者くらいで、病院は誰かのお見舞いに行くところという認識で、、、。

自分に何が起こっているのか?

入院? 手術? 私が?

状況が把握できない。。。パニック!

左手首にリストバンドが装着される。

GPSか!?

患者さんを管理するバーコード付きの名札のようなものね。

、、、いや、それどころではない、お腹が痛い。

夜中にゴソゴソ、同じ病室の人の眠りを邪魔するのに気が引けつつ、ベッドに入って看護師さんに痛み止めを頂けますかと聞く。

「かなり強い痛み止めを入れているのでこれ以上は無理なんです。もう少しで薬が効くと思うので頑張ってみてください。」

結局ずーっと効かなくて、痛みをこらえ続ける状態は変わらなかった。

しんどかったなぁ。。。。

虫垂炎を発症 その2へ続く。

虫垂炎を発症 その2

 

 

 

 

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