20年来のかけがえのない友
いつも私と一緒に居る愛馬ならぬ愛自転車を私はチャーリーと呼んでいる。
チャリンコのチャーリー(笑)
出会いは20年以上前の、もはや昔の話。
その頃住んでいた近くの商店街の中の小さな自転車屋さん。
もうお店はとっくに無い。
中古は今一台しかないないよ、と店主が店の奥から出してきてくれたのが赤い自転車、
チャーリーだった。
今のものと違って車体だけでもとても重い。
もちろん、電動式ではない、ブリヂストン製。
この子と20年以上連れ添うとは、買う時は想像もしなかった。
私は何度か転職をしていて、その中のいくつかの職場は通勤に自転車を使うことが許された。
かけがえのない私の愛車なのだ。
10~15分位に1本来る電車を待つのも苦痛で、
待てない私は、自転車で好きな時に好きな時間に自由に動くことが性に合う。
10kmや20kmは、チャーリーとのランデブー圏内なのだ(笑)
よく話しかけながら乗っている、傍から見たらかなりアブナイ人💦
上り坂の時は「なんであんたはこんなに重いのか」と文句を言われ、
下り坂の時には私の音が外れた鼻歌を聞かされる、かわいそうなチャーリー(大笑)。
20年も乗っていれば、
タイヤやブレーキワイヤーの交換は何度かあって、
チェーンも2回ほど切れたけれども、修理すれば問題ないという丈夫さは素晴らしいと思う。
問題が起こるたびに、近くの自転車さんにレスキューを頼むのだが、
どこの自転車屋さんも、仰り方はそれぞれだけど、
良い自転車だから大切に長く乗ってほしい。と言われる。
どうも自転車屋さんが好きな、通好みの自転車なのだと早い段階でわかった。
平成版おとぎ話か?勝手にバージョンアップ
一時期数年ほど、本当に始発で出勤、終電で帰宅というかなりハードな職場にいた頃があった。
いけないんだけど、最寄り駅までチャーリーで行き、周辺に放置していた事がある。
何度か放置自転車撤去の憂き目にあって、保管場に取りに行った。
毎回ではないけれど、不思議というか面白いことがあった。
引取りの手続きをして、受け取る時に、チャーリーの様子が変わっているのだ。
あれ?
サドルが変わってる?
ボロボロのサドルを見かねた保管場所の人が、取り替えてくれたらしい。
壊れた自転車や引き取りに来ない自転車のパーツがそこには沢山あるらしく、
処分もそこで行われていたらしい(当時の話)
たまたま良い部品が目についから、付け替えてあげたよ。と。
そんなことある?
それだけにとどまらず、ある時はチリンチリン(ベル)が替わっていた。
またある時は、ライトが替わっていた。
嘘のような本当のはなし。
平成の時代ならでは?(笑)
今はこんなこと、もう無い、できないでしょうね。
またまた、良いお医者さん見っけ♪
昨日、さあ出かけましょうとチャーリーに乗ろうとしたら、
前輪タイヤがちょっとおかしい。
歪んでいると言うか、腫れているというか。
気のせいかとも思ったけれど、ちょっと気になり通勤途中の自転車屋さんへ。
破裂するかもしれないから、早めに交換を。というお店の方のアドバイスに従って、
チャーリーをお医者さん(自転車屋さん)に預けた。
迅速な処置(修理)のお蔭で、直ぐに復活したチャーリー。
お礼を言ってお支払をしようとした時、チャーリーを褒めて下さった。
「これは修理をすればまだまだ乗れると思いますよ。
いい自転車ですね。もう今はこういうタイプ、なかなか見られないと思います。
僕も初めて見ました。」
きゃ~!!!\(^O^)/
ありがとう!
良かったねチャーリー、あなたの良さをわかってくれる、
すてきなお医者さんが現れたよ。
またまだ一緒に走れそうだね♪
イケメンの腕のいいお医者さん(笑)がいる自転車屋さん↓
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