お腹のガスとの戦い
ネットで「急性虫垂炎」と検索するといっぱい出て来る。
携帯を充電した後、手術方法とか術後の経緯も知ることができた。
先生の説明より詳細だもんね(笑)
手術前は勿論、痛みで辛かったけど、術後も変わらず痛かった。
手術で開けたの穴の痛みよりも、ガスの圧か何かでとにかくお腹が痛かった。
腹腔鏡下手術では、炭酸ガスをお腹に入れてふくらませるらしい。
ガスは自然に放出されるのだが、促進するには歩くのが一番だと言われて、ポチをつれてひたすら病棟を歩いた。
手術前と同じ、みぞおちや胃の周りが痛かった。
食事のOKが出てからは、食べた後が重くて痛くなってつらかった。
でも、食べた。
痛い~とブツブツ言いながら、全食完食した。
美味しかった(^^♪
寝ていると食事がやって来る。
なんてステキなんでしょう、入院って!
すっかり慣れてしまった。
↑一枚だけ写した院内の写真
退院決定(^^♪
炎症の値も下がり、後は日にち薬なので、退院してもいいですよと言われた。
手術日を入れてトータル6日間入院した。
多くの看護師さんやスタッフの方々にお世話になった。
ノートパソコンに何やら打ち込みながら障害物を避けて廊下を歩く看護師さんの姿を見てスゲ!って思うのと、どんだけ忙しいんだ!と。
一人一人に親切に話しかけて丁寧に答えているのもカーテン越しに聞こえてきた。
またよく聞こえるんだ、相部屋は。
私よりも後で入院された隣のベッドの人は、普段から介護が必要な高齢女性のようで、一日中ナースコールを押していた。
「ベッドの下に何かを落とした」
「背中のクッションがずれた」
「今何時か」
私がやってあげようかと思うくらい些細の事でいちいち看護師さんを呼んでいたけど、夜中でもハイハイと聞いてあげていた。
その途中でコードブルーの緊急連絡も聞こえて来てたな。
看護師さんって凄いなぁ。
私もその声の度に起きてしまって、なかなかストレスフルだったが、またとない経験だったのでそれも良しとしよう。
待ちに待った退院の日の朝、兄弟漫才コンビ・ミキの昴生さん激似の主治医の了解を得て、連れ添ったポチ(点滴棒)ともお別れ。
費用の精算をして、リストバンドを切ってもらって無事に釈放。
入ったことのない病院の正面玄関から出た。
自転車置き場で待つチャーリー(自転車)を見つけて、きこきこ🚴漕いで病院を後にした。
家に帰ったら、ちょっと浦島太郎のような気分だった。
お腹にあった虫のようなもの
後日外来で、摘出した虫垂の写真を見せてもらった。
腐りかけていて、良いタイミングでの手術だったと思うと言われた。
我慢強いのも善し悪しだと。
退院後もしばらくは痛みに悩まされた。
お守りだと言われて処方された頓服薬の痛み止めが手離せなかった。
すぐに疲れるし弱気になったけど、20日程経ってくしゃみができた時はちょっと嬉しかった。
ガスも抜けたようで、やっとこの頃、終わった事だと思えるようになった。
病院に駆け込んでから1ヶ月が経とうとしている。
虫垂炎は重病ではないからとちょっと軽く見ていた自分を反省している。
体は正直だけど、なかなか音を上げないのだとも思った。
これから何年生きるのか知らないけど、できるだけ健康を維持できるよう今回の事を教訓にしなければ。
でも~、喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプだからな~😜
このタイプに付ける薬は無さそうだ、残念。