OSK日本歌劇団って何だ?
耳にしたことはあっても、知らない事って意外に多くないですか。
OSK日本歌劇団は私のその一つでした。
歌劇団というのだから、舞台で歌って踊るのだろう。OSKだから大阪の略か。
それくらいの認識で。(ごめんなさい💦)
かの有名な宝塚歌劇団も観に行ったことがない芸術方面に疎い私が、
ひょんなことからお誘いを頂いて、OSK日本歌劇団の舞台を見に行ってきました。
蛇足ですが、OSKは、Osaka Shochiku Kagekidan の略だそうです。
OSK日本歌劇団だと、大阪松竹歌劇団日本歌劇団になるし。
ダブってる、ん!?
舞台、近っ!
8月25日18:00開演。演目は<へぼ侍>。
大阪弁で言うと、「出来の悪い、情けな~いおサムライはん」ってとこでしょうか。
近鉄アート館という、ちょっとマニアックな場所で。
劇場自体も大きくなくて、客席と舞台が近い。
私は初めてなので、舞台だけでなくあちこちが気になって仕方ない。
舞台が近いから音響設備も近くて、歌声も演奏も音量MAX!
演者も近いし!顔がよく見える!お化粧濃っ!
手拍子求める、観客巻き込む。
なんなら途中で舞台から降りて来て、客席の人に声かける。
好き💖憧れ✨もあるでしょうが、どちらかというと
観客が演者と一体になって、温かく見守る家族のような感じがした。
ド素人が舞台を楽しむと
歌も踊りも全然わからない私だけど、2時間半ほどがあっという間に過ぎた。
「どこまで出るかね、その高音声?」
「その低音、女性だよね?」
「人の足って、歌いながらそんなに上がるのか?」
「今の鉄砲の発砲音、一瞬ずれたよね」(ずれているのは私の耳!)
「色っぽいにもほどがあるでしょ。」
「なぜ急にそこで英単語が!?」
等々、無言で一人でノリツッコミして自分でウケる。
忙しいわぁ。
制限のある舞台空間を使いこなす装置、そして機能美が感じられる配置。
階段の位置一つで時と場面が変わるんだー、と感心した。
プロジェクションマッピングを使って、回想シーンを見せたり、
チャレンジ精神が随所に表れていたように思う。
(初めてなので、こんな事で感心してすみません💦)
↑最期のトークショーで許された撮影
翼和希(つばさかずき)さん推し!?
私が見に行った舞台は既に千秋楽を迎えられたが、
好評で来年も追加公演があるらしいので興味のある方はご覧あれ。
主演の翼和希(つばさかずき)さんは、2023年後期のNHK連続テレビ小説、
「ブギウギ」にも、出演されるらしい。
主人公が所属する劇団の先輩(先生?)の役柄だそうですよ。
作中では、30人以上のOSKの方々がエキストラでも出演するそうな。
レビューのシーンとかがあるのかもしれませんね。
劇場の入り口には、「ブギウギ」主人公の趣里さんから翼和希さんへの祝花が届いていました。
お名前の如く、翼を広げて大きな世界へと益々羽ばたいていかれるんでしょうね。
公演の座長を務められるのだから、凄い方だと思うのだけど、最期の挨拶でちょっと噛んだりして、
「もうっ!」と顔を赤らめたりするところが偉そぶってなくて可愛かった💕💕
きりっとした精悍な姿と、一瞬のお茶目な顔のギャップ。
ファンの方はこういうところにトキメクんでしょうね( ´艸`)
頑張って!
舞台に上がるっていうことは、その裏にどれだけの鍛錬があるのか。
到底わからない煌びやかな世界だけれど、
一生懸命な姿を見てこちらも影響されてしまうから、そのパワーは凄いなと思う。
wikiとかで調べてみると、創立の頃は日本屈指の歌劇団だったらしいし、伝統あるところのよう。
でも今は、劇団四季や宝塚歌劇団などと比べたら知名度がちょっと低いように思うから、
アットホームな感じは残しつつ、頑張って頂きたいです!
へぼ侍リーフレット
公式サイト OSK日本歌劇団 (osk-revue.com)